妻沼みちの駅の薔薇
- 荻野吟子生誕の地 妻沼道の駅 (2014.5.18)
そろそろ妻沼道の駅の薔薇も咲くころと思い出かけてみた。妻沼町も数年前の市町村合併により熊谷市に編入された町である。この町は利根川沿いに田園の広がる古くからの町で、最近修復された聖天様は国宝に指定された。そして明治時代に日本初の女医として知られる”荻野吟子”の生誕の地でもあります。
ここの薔薇園は、春薔薇と秋薔薇の2回楽しめるが、やはり春咲く薔薇の方がみごとである・・・今年はどうかなあと思いながら出かけてみたら新聞に写真が掲載されたらしく、第1駐車場も第2駐車場も満車状態で止む無く休耕田の草むらに車を突っ込み園内にはいった・・・見事に咲き誇っていたので、どうぞスナップ写真をご覧ください。
○ くれなゐに二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる
これは正岡子規の代表歌と言われておりますが、5月13日に高校時代の親友の訃報を知った私には、こんなにやさしい気持ちにはなれなかった。
○ 艶やかな薔薇それぞれに薫れども棘が胸さす君を偲べば
○ 半袖になりて気付きし腕の皺 友逝きたもう五月の朝に
今日5月18日はくしくも私の誕生日である。最早歳はいらないが致し方ない。それでも家族で”バースディーランチ”を食べてきました・・・
勿論、お勘定は私持ちですよ・・・(これでお終いと思ったが追伸です。)
娘が「飲み過ぎないで!」と言いながら地酒の”直実”の四合瓶をくれた・・・それから息子が塞ぎ込んでいる私に気付いてか「男はつらいよ」名言集をアマゾンで取り寄せてくれた・・・私が「寅さん」を欠かさず観ているのを知っていたのであろう。
『 泣きな。いくらでも、気のすむまで泣いたらいいんだよ。』
『そりゃ今は悲しいだろうけどさ。月日がたちぁどんどん忘れて行くも のなんだよ。忘れるってのは本当にいい事だな。』
『寂しさなんてのはなぁ、歩いてるうちに風が吹き飛ばしてくれらぁ。』
などと読んでいる・・・
(この本の良さを知ってもらいたい 心に響いた寅さんからの教訓)