お盆の中学同期会アルバム
2009年8月15日は64年前に終戦を迎えた日だ。2歳位だった私達には、その記憶はない。この8月15日に懐かしい顔に会えるとの便りをもらい、新幹線“こまち”に乗り込んだ。何となく、そわそわする気分を抑えながら、盛岡につく頃携帯電話が鳴った。『大曲駅で待ってるよ!』ヨリ子さんの明るい声だった。盛岡から大曲まで、まだ1時間程かかるのに、申し訳ないと思いつつ、決して速くない“こまち”をせかせ続けた。
車の中から手を振っている美人さんを見つけて車に乗せてもらった。互いに近頃の事などを話しながら皆瀬に向かった。今も変わらぬ山の姿がだんだんと近づいてきた。『やあ、えぐきたな!』そんな声に迎えられて会場に入ったら、懐かしい面構えの面々といまだ美貌失せぬ乙女達の視線が一斉にこちらに向けられた。『まだせで、悪がったんす!』と挨拶して席に着いた。皆中還暦同期会から6年ぶりに会えた。すでにみんな前期高齢者の仲間入りをしたが、ここでは51年前の中学時代の思い出にタイム・スリップした。