『けもの 青羊』のHPを開いたら、鎌倉でのライブの案内が掲載されていた。熊谷からは少し遠いので応援に参加できないが・・・お近くの方で、ご都合がつきましたらお出かけください・・・最近、『LE KEMONO INTOXIQUE』という”けもの”のアルバムを入手して聴いています。
アルバムの内容は:
1.MY FOOLISH HEART
2.アンビエント・ドライバー2
3.月とあの子
4.すごいエンジン
5.フィッシュ京子のテーマB
6.PLUTO
7.BEAT IT
8.おおきな木 ver2
9.魚になるまで
10.お菓子なうた
11.フィッシュ京子のテーマA
12.DAY BY DAY
13.おおきな木 ver1
大きなサングラスの下の眼差しは見えませんが、面立ちから彼の面影が浮かんできますね・・・
このCDを何回も聴いています・・・
私は、音楽を評するほどの耳を持っていませんが感想を記してみます。
1.の歌声は、少しハスキーでジャズに向いた声だと最初に感じた・・・
そして1,6,7,9,10以外は、全て青羊の作詞・作曲をアレンジしたものでり、10も青羊の作曲である。また、菊地成孔という名の売れたアルトサックス奏者がアルバムをプロデュースしている。9.の”魚になるまで”は、菊地成孔の文章を青羊が語り、BGMのようにジャズが流れるという、一風変わった構成である。
更にフィッシュ京子のテーマ AとBが収められていて、テーマAでは、キュートな乙女が雲をならべて海を渡り虹を掴み、怖いものはないから、言いたいことを言おうと語りかける・・・そして、”この世で一番嫌いなことは、心にもないお世辞を言うこと”だと言い切る。
また、テーマBでは、フィッシュ京子が大人になって行き、社会に目を向け、”自然破壊の続く世界を瞬きせずに見つめよう”と訴えてくる・・・
短歌の世界でも”社会詠”というジャンルがあり、作者の視点からの社会風刺や社会批判を1首の短歌に込めた、味わい深い歌が数多くある。青羊の詩に込められた真意をその行間から、しっかりと読み取るには大きなジェネレーションギャップがあり、私には理解しきれないが、青羊の歌声をぼんやり聴いていると気持ちは伝わってきます。
中でも私が一番印象に残ったのは、”おおきな木”の歌詞である・・・『本当に言葉が消えてなくなるのなら 僕は口を紡いでおおきな木になろう』これは、社会に対する反逆なのか厭世なのか・・・その真意は解らぬが、妙に心に残る歌詞である。”おおきな木”にはver1とver2があるが、私はver1の方が好きです。
兎も角、一度聴いてみてください。少しファンキーぽい曲が多い気もしますが、ベースの刻むリズムが何故か耳の奥に残り、時々頭の中で疼いてくるのが不思議なのです。
”この世で一番嫌いなことは、心にもないお世辞を言うこと”と作者が言っているので、私も正直に感想を書いてしまったが・・・後で叱られるかも・・・
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