1988年(昭63年)に熊谷市でさいたま博覧会が開催された。その跡地がスポーツ公園として整備され、ラグビー場を中心に、陸上競技場やドーム型の屋内競技施設も造られている。
ここには息子の術後のリハビリにしばしば出かけた運動公園である。この公園近くの八木牧場のソフトクリームは絶品である。
この運動公園の陸上競技場とドームの間の広場で、11月15~16日の両日に第10回熊谷産業展が開催されたので出かけてみた・・・
○ 大雪に破れしドームの屋根見上ぐ産業祭の賑わいの中
○ ドームの屋根大雪被害をそのままに産業祭の賑わい空しも
○ 大雪に破れし屋根のはためきてドームの鉄骨空に際立つ
○ 産業祭の屋台でもらいし抽選券 時折聞こゆ大当たりの鐘
○ 抽選機ガラリと廻せば鐘が鳴り林檎五つの大当たり出づ
○ 星川の若者広場のジャズライブ歌声沁み入る夜の冷気に
○ 星川の若者広場の合コンにジャズの歌声ムードをかもす
産業祭の一環でジャズライブがあるというので、息子と出かけた・・・
兎も角寒い夜でチケットを買い求め、私はバーボンのオンザロックを飲み、息子はレストラン提供の軽食を食べながらジャズを聴いた。
近くには、”大人の秋祭り”に参加した30組の合コングループもジャズライブを聴いていた・・・寒かったが心はホットだったでしょう。
○ イルムネーションの「星川」縁に連なりて灯影揺らぐぬ霜月の夜
○ 両岸のイルムネーションはうたかたの灯影を浮かべ「星川」流る
○ 両岸のイルムネーションは二筋の銀河となりて「星川」を流る
この星川の源泉は、「星渓園」という庭園にある。 「星渓園」は、熊谷の発展に数々の偉業を成した竹井澹如氏によって慶応年間から明治初年にかけてつくられた回遊式庭園である。この庭園が昭和25年に熊谷市に譲り渡された言うが、ご子息の竹井氏と秩父セメントで一緒に勤務したことがある・・・この庭園の一角に春には”熊谷草”が咲き、四季おりおり茶会が開かれ、和服姿の茶人をお見かけする。
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