「佐渡紀行」のそのご 2018.1.7

青柳先輩 墓参の旅路

 2017年9月5日 岩大同袍寮の青柳先輩を偲んで寮の仲間と、先輩の実家・佐渡市小木町小比叡の蓮華峰寺にお墓参りに出かけた…

 その折には、青さんのお兄さんに大歓迎していただき、独湖(般若湯)と手拭を頂き、多いにご迷惑をお掛けしたのに、お礼状も差し上げていなかった…年の瀬にそのことに気付き、ブログに掲載した「四匹の侍 佐渡紀行」を再編集してお礼状と共に蓮華峰寺のお兄様にお送りした…

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青柳 先生 様 

前 略 

 本年の9月5日にお邪魔した際には、大変お世話をお掛けし、申し訳ございませんでした。早々に御礼のお便りを差し上げようと思いつつ、年の瀬になってしまい、心苦しく思っております。

 改めまして、あの時のご厚情に感謝いたします。実は、青柳先輩を偲んで、小比叡・蓮華峰寺を訪ねての佐渡紀行のブログを作成しました。

その折、いただいたパンフレットの「蓮華峰寺境内略図」を拝見いたしますと、まだまだほんの一部しか見学できていなかったことに気付かされました。こんどは紫陽花が盛りの頃にでも、ゆっくりと丁寧に境内を散策させていただいきたと思いました・・・

今回、そのブログを再編集してプリントしたものをお送りさせて頂きますが、お時間のございます時にでも、ご覧いただければ幸せです。

 

 先日の爆弾低気圧の影響で、大荒れとなり佐渡へのフェリーが不通になったとも報じられ、寒さも厳しい時節が続きますので、どうぞご自愛くださいまして、良い年をお迎えくださいますようお祈りいたします。

 

尚、一緒にお伺いした 安保 進、郡司 隆充、堀口 富徳 各氏からの謝意をお送りさせていただきたいと存じます。

草々

 

平成29年12月27日

小 南  毅

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  これと同様のお手紙と「佐渡紀行」の報告文を青柳さんの奥様にもお送りした…そこし遅れて、同袍寮で同室だった北海道の川本さんと48室の寅さんにもお送りした。

 <蓮華峰寺からの佐渡の干し柿>
 <蓮華峰寺からの佐渡の干し柿>

 その後、年明けに青柳先輩からの賀状と佐渡のお兄さんから「佐渡の干し柿」が送られてきたので、一緒に行った仲間にメールを送った…

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安保さん、郡司さん、堀口さん、

 

今年も宜しくお願いします。

さて、青柳さんの奥様から年賀状をいただきました。

<本当にいろいろありがとうございます。蓮華峰寺まで・・・

 本人が知ったら、さぞ喜ぶことでしょうね!

 直ぐ酒もりが始まったに違いありません >

の文面でしたが、その後奥様から電話がありました・・・

長話だったので省略・・・

 

それから、昨日、佐渡の陽をいっぱい溜め込んだ干し柿が、青柳憲昇(お兄さん)から届きました。

近くなら、すぐにでもお分けして味わっていただけるのですが・・・

5月の同袍寮OB会まで冷蔵庫にて保管し、お持ちする予定です・・・

 

 それから、佐渡紀行を編集しながら、二日目の夜に安保さんに「こけし・まんさくの花」を差し上げる約束したことを

思い出しました・・・近々中にお送りします。安保さんゴメンね・・・

報告は、こんなところです・・・宜しくお願いします。

                                 小南

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 青柳さんのお兄さんに送っていただいた「佐渡の干し柿」のお礼状を差し上げる前の1月7日にお手紙が届きました…達筆のお手紙は好いですね。でも、初読では意味を読み解くことができませんでしたので、私なりに楷書に変換してみましたが、いかがでしょうか…

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 謹賀新年

 過日はすばらしい佐渡紀行

送付戴き恐縮に存じており

ます 弟が皆様にこれほどまでに

大切にされていたとは、本当に幸せ

ものです。遠路 離島まで

弟の墓参においでいただき

ただただ感謝お礼の申しあげ

ようもございません

さらに今毎は来島の記録を

残していただき ありがたく

存じております

 さらに機会があれば再度の来

島を期待しております

お仲間にもくれぐれもよろしく

御伝えのほど

 ?お礼まで                      合掌

 一月七日

 小南 様

蓮華峰寺長老

大僧正 憲昇

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 1月16日に北海道の川本さんからお手紙が届きましたので、ご紹介します。

 

小南 様

前 略

 年末のお忙しい中 詳しい佐渡便りをいただきまして、ありがとうございます。54年前 気ままな1人旅でお世話になった青柳家その他について 2,3思い出す事があります。

 約1ケ月かけて 盛岡発 東京(バイト) 佐渡 下関 九州(長崎、桜島) 四国 淡路島 ほっかいどう盛岡着

・青柳さんのお母さまは 字がとびぬけて上手かつ花が好きな方で、長い間私の母のペンフレンドになってくれておりました。

 花の話がもり上がり、北海道の黒ゆりが海を渡り、佐渡の青柳宅の庭に咲いていたそうです。もし、なだ残っていたら 文通のなごり…?

・もう一つは、青柳家近くで バス停をたずねたら 同行してくれて桃までもいで来てくれた 女学生(とおじいさん)がおり、「眞次さん 良い人ですよ!」との事。

「小さい時から びあん(美男子?)と言われていた」とのホラ話の証人が”モモ嬢”さんかも知れません。

 それにしても「真次」さんは しんじ ならぬ まさじさんとはつゆ知らず…。

「半世紀 かすめる記憶 佐渡ヶ島 桃の親切 我身にしみる」

 

・たらい舟と 鯛(黒かった)どこかの港で見ていい思い出となりました。

・18ページの道游の割戸 金山方面?で見たような…。

 

 以上 思い出すままに…。

敬具

H30.1.16 川本 常美

 

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以上、川本さんの想いをできるだけお伝えできるよう、忠実に入力しました。

ただ、青さんのお母上が「字がとぶびぬけて上手」と、お伺いした折りにも青さんのお兄様からもお聴きした気がしますが、「佐渡紀行」のブログにその事を掲載すのを失念してしまった…それにつけても青柳先輩のノートの書体からは想像し難いことだと、思い返している…同袍寮で青さんと同室だった頃にお母上からのお便りでも拝見させていただいておけば良かったと、今にして思えば、残念なことをした…。

寅さんからの便りは、まだありませんが、これで「佐渡紀行 そのご」の報告を閉じます…安保さん、今年の旅のプランを宜しくお願いします。 小南