熊谷のうちわ祭り
― 梅雨明けを告げる熊谷のうちわ祭り (7月20日~22日)
7月20日から3日間行われる京都の八坂神社例大祭のうちわ祭である。12台の山車・屋台が熊谷囃子とともに市街地を巡行する様子は、その絢爛豪華さから関東一の祇園祭と称されています。
この”うちわ祭り”が始まると例年鬱陶しい梅雨をやっと抜け出す季節ではあるが、『暑いぞ熊谷』が本格的にやってくるのである。今年も義母を亡くし、お祭りの花飾りも祭り提灯を軒先に吊るすことはない。それでも自宅の前の”梅林堂”の駐車場で『祭りの安全祈願』の神事がとり行われるのである。今朝も正確に午前7時から始まった。その撮りたてのスナップ写真を掲載します。
○神事終へ道路横切る大神輿 軒で眺める義母今はなく
○夜明けより祭り囃子の流れ来ぬ 義母逝きし夏の鎮魂歌かな
20日の朝5時頃、遠くから幽かに”祭囃子”が聞こえてきた・・・いつもなら『祭りが始まるぞ』と浮き立つ気持ちで聞き耳を立てるのであるが、今年は何故か、静かな鎮魂歌の響きに聞こえたのである。
午後2時過ぎに2台の屋台が近所までやって来た。今日は祭りの初日なので、まずは町内へのご挨拶であろうか・・・荒川区と鎌倉町の屋台がやってきて”たたき合い”をやってくれた。このお囃子を良く聴くとそれぞれ違うリズムで演奏し、相手のリズムを乱し自分たちのリズムに引き込めば”勝ち”なのである。そして負けた方が引き下がるのが仕来たりだと聞いている。
この”たたき合い”の混戦は、祭りの最終日22日の夜8時頃から市役所通りの『お祭り広場』で展開される。20年も昔に近くで見物しようとお祭り広場の人ごみの中に入っていって大変な目にあった経験がある。梅雨明けの湿気と人混みの熱気で、まるで蒸し風呂に入っているようでした。たまりかねて人混みから抜け出そうと、もがいてももがいても抜け出せずもみくちゃにされたことを思い出す。
そこで昨年の”うちわ祭り”の動画がユーチューブに掲載されていたので、そのURLを掲載しておきます。