熊谷荒川土手の桜がさいた
‐ 荒川大橋を挟んで5キロほどの桜並木は見事ですよ ‐
宮沢賢治の歌碑がある八木橋デパート前から、東松山方面に向かう荒川大橋を挟んで5キロほど続くソメイヨシノの桜並木が、4月1日に一斉に満開となりました。
みなさんに観ていただこうと、10時ころから13時ころまで荒川土手を歩きまわり桜を写真に収めました。お時間のある方は、右側の『熊谷の荒川土手の桜』をクリックしてみてください。
荒川大橋から上流に向かって1.5キロほど歩いたところで、東京湾から77.5キロほど上流の地点ですが、岩大を卒業して初めて赴任した秩父セメント(現:太平洋セント)熊谷工場のSPキルン(セメントを焼く窯)が見えた・・・
熊谷工場は、約10キロ以上の距離かあり、この土手は何回となく散歩しておりますが、実は今回が初めての発見でした。
さらに7~800メートル上流に向かって歩くと桜並木の終点です。
丁度、熊谷ゴルフ場のクラブハウスの辺りに、大雪の重みで枝が裂けてしまった桜の大木がありました。
その垂れ下がった枝は、土手に支えられるようにして這いつくばっておりましたが、見事に花を咲かせていた・・・何だか桜に励まされているような、そんな気がしてきました。
○大雪に枝さけ垂れし桜樹の土手に横這い雄々しく咲けり
○カーポート引取りの告知続きをり大雪のあとも桜咲き初む
○荒川の桜並木の咲き揃ひ行き交う人等春めきてをり
○義母の肺にすじ雲の影薄くさし春の彼岸に入院となりぬ
○病室で『家で寝てる』と繰り返す義母は寝台に点滴しつつも
○生活のリズム異なる入院に午後の三時に昼餉まつ義母
○入院の義母に見せむとカメラ持ち荒川土手の桜を撮りぬ
○増税に逆らふ気持ち少しあり酒とたばこを多目に贖う