観音山にニッコウキスゲの花が咲く
‐ニッコウキスゲの写真を朝日新聞が掲載 (14.5.24)
5月23日の朝日新聞の朝刊に熊谷市内の観音山の”ニッコウキスゲ”の花の写真が掲載されたの行ってみた。観音山と言えば秩父セメントに入社以来の馴染みの地名である。当時秩父セメントは独自のマイクロ回線を有しており、釜伏山の中継基地を経由して秩父、熊谷、本郷を結ぶ無線回線を運用していた。その一つのパラボナアンテナが熊谷工場を見通せる観音山に設置されていた。この無線回線は戦後の通信事情が悪い時代から活用され、本郷分室屋上のアンテナと釜伏基地のアンテナを結ぶ直線上に高層ビルができる度に微調整を重ねてきたと聞いている。私が所属していた弱電課には計測係と通信係に分かれていたが、私は計測係としてプロセスコンピュータの開発に就いていたので、詳細なことは解りませんが・・・それでもこの無線回線を使って秩父・熊谷・本郷を結んだテレビ会議の設備が使われていたのは知っている。
この観音山の白い観音様は秩父への行き帰りに眺めながら何度となく通り過ぎていたが、今日初めて立寄ってみた。ここは関東観音三十三番札所にもなっているようで古くからのお寺さまのようである。急な階段を上ると御堂があり、おびんずる様(撫で仏さま)を拝顔できた・・・お賽銭を投げいれて、おびんずる様の左手をお借りして病んでいる所を撫でると治癒するとのことであった・・・
○ 御仏の左手借りて額(ぬか)を撫で ぼけは嫌よと願いけるかな
ご利益のほどは解りませんが・・・みなさんもいかがですか。
お寺様の裏手に細い道が上の方に続いていたので登っていった。どこかに観音山のパラボナアンテナ跡(既に撤去されたのは知っていた)がないかと想いながら探してみた。頂上付近にそれらしい広場が2か所ありましたが、私にはいずれであるかは判別できなかった・・・
そこから下の方を見下ろしていたら、木陰に黄色の花が遠くにみえた。